7月1日は、氷室饅頭は500wで20秒で出来立て風~ [桶和万頭店さん]さん[美福さん]さん[山田菓子舗]さん お店によって特徴があるのが面白い!年配の方にとっては、氷室饅頭は酒まんじゅうです。

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氷室饅頭いただきました~

7月1日は氷室の日。

金沢では、氷室の日に「氷室饅頭」という酒まんじゅうが店頭に並びます。

ちょっとした手土産にも、「氷室の日が近いからどうぞ」という感じで頂いたり。

今年は祖母の施設の、祖母が通っているつつじが丘の施設が1周年ということでお祝いとして頂きました。どちらのかはちょっと・・忘れちゃいました・・・

 

桶和万頭店の氷室まんじゅう

それと、主人の生徒さんからは こちら

あれ 色が茶色いっ

私のイメージは「赤(ピンク)」、「白」、「緑」など3色だったり、真っ白だけだったり。

なのでこの色は初めてでした。

頂いたのは「桶」でこしあんでしたが、「和」というのもあってそちらは粒あんだそうです。

山田菓子舗さんのふんわり酒まんじゅう

「氷室まんじゅう」、赤・白・緑がありますがどれもこしあんでした。

チンして出来立て風 あんまんに。

600wで10秒 だとふんわり温か

500wで20秒 だとあっつあつ

お酒の風味がふわっと香って

アンマンのようになりました。

 

年配の方にとっては、氷室饅頭は酒まんじゅう

旭町の和菓子処美福さんで人と待ち合わせしている時の話。

ひっきりなしに近所の方が買いに来る店内、80歳くらいの女性が入ってきて

「氷室饅頭あるけ?」

カウンターには若いアルバイトっぽい女の子。

美福さんのショーケースには「氷室饅頭」が3種類並んでいて、

氷室饅頭
「酒まんじゅう」黒こしあん
一般的に氷室饅頭といえば酒饅頭になります(賞味期限2日間)
「麦万頭」 黒こしあん
小麦粉を使用したお万頭 お酒の風味が苦手な方はこちらをどうぞ(賞味期限3日間)「塩万頭」 つぶあん(砂糖なし)
あんこに砂糖を使用していない塩で炊いたあんこになります。皮の甘味とあんこの塩気が相性抜群です!(賞味期限当日)
※あんこに砂糖を使用していないため、食べる際にあんこがホロホロと崩れ落ちますので食べる際はご注意ください。

と丁寧に説明した紙が掲示してあります。

店員さん、ショーケースを丁寧に手で示して

「こちらが酒まんじゅうで、こちらが麦まんじゅう、こちらが塩まんじゅうです」

お客様「ん?賞味期限は、どんだけや?」

店員さん、説明の紙を手で指して、「酒まんじゅうは、〇日、麦まんじゅうは、〇日、塩まんじゅうは、〇日です。」

客「うん、それで、氷室饅頭はどれけ?」

店員「あ、こちらが、酒まんじゅうで、・・・

客「はいはい、それで、氷室饅頭はどれや?」

店員「あ、はい、こちらが、酒まんじゅうで、お酒が苦手な方のための、麦まんじゅうと、甘くない塩まんじゅうがございます。」

客「ん?それで賞味期限はどんだけや?ごめんねぇ、あたまわるくて・・・」

店員「あ、いえ、、、こちらが・・・・」

とくりかえしくりかえし。

要するに、お客様は 「氷室饅頭 = 酒まんじゅう」なので酒まんじゅうを指してその賞味期限をお伝えすればいいのですが、

店員さんは店頭に並ぶ3種類の氷室まんじゅうのご案内を一生懸命しているんです。

だから「氷室饅頭は?」と聞いているのにいろいろと説明を受けて、声も上品だったので聞き取れなかったのもあるかなぁ よくわからなくなっちゃってると・・・

そうだよな~~若い子分からないよな~~~

横から声かけたぁ~~い!

私座ってたのでわざわざ立って言うほどでもなくて、見守っていたら何とかお客様は酒まんじゅうを買うことが出来たようでした。

よかったよかった。

ちなみに美福さんの「氷室の塩饅頭」。

美福さんのSNSから拝借しました。

砂糖を使わずに
柔らかく炊いた小豆に
塩を加えただけの
つぶあんを
お万頭の皮で包み
蒸しあげております

とても珍しいお万頭ですが
毎年楽しみにお待ちいただいてる
お客様も沢山いらっしゃいます🙌

こりゃ美味しそうだ~~~

思い出の酒まんじゅう

酒まんじゅうといえば、以前勤めていたスーパーではこの時期になると店頭で高く積んだ四角いセイロでお客様の前でまんじゅうを蒸していました。

お酒の香りがふんわ~~~~っり漂っていて、

うろ覚えだけど4色あって、赤(ピンク)と白がこしあん、緑が粒あん、そして黄色が味噌餡! 私はこの黄色がとても好きでした。もう食べられない懐かしい思い出の味です。

氷室饅頭の由来

江戸時代に加賀藩の前田の殿様が、氷室(ひむろ)という室に冬の間に雪を貯めておいて、7月1日に雪(が固まった氷だと思いますが)を徳川家に献上するために持ち運んでいました。

もちろん車なんてない時代。その道中の無事を祈ってまんじゅうを食べることを仕掛けた和菓子屋さんによって広まったそうです。

 

お店のご紹介

桶和万頭店

所在地: 〒924-0862 石川県白山市安田町26−1
電話: 076-275-0265

和菓子処 美福

所在地: 金沢市旭町3-6-10
電話: 076-222-0329