カフェ食堂れんげやの山本 千紗さんに初めてお会いしたのは、県庁前のココス。
視界に現れたお姿を見た瞬間の、第一印象は「この人ぜったいいい人!やさしそう!」でした。
大根キムチと辛糀、福節を扱わせて頂く機会を頂いているのですが、期間が短いお取引の中で、なかなか現物を口にする機会に巡り合えず、商品紹介のために電話取材をさせて頂きました。
それがさっき。
お電話したら、第一声から 記憶通りの明るいお声!やさしい!
そして商品の話になると、熱意が電話越しに伝わってくる、熱がこもったお話!
聞いていて引き込まれました。
では、聞いた話オンリーですが、ご紹介します。
女性のために作った、女性のためのキムチの素
能登辛糀
よくある「キムチ」には塩がたくさん入っているそうです。れんげやさんのキムチは、塩の代わりに、能登の塩糀が材料の半分入っているそうです。
塩糀をふんだんに使用しているのは、米どころの能登という街だからこそできること。そうでなければ、塩より高価な塩糀をこんなにふんだんにはつかえません。
普通なら塩こうじをいれていなくて、塩の塩辛さを砂糖で緩和させるところ、いったん塩糀でマイルドにしています。
さすがに辛すぎて砂糖を入れないわけにはいかないけれど、その砂糖はキビ砂糖。ほかに、はちみつやりんごで甘さを加えています。
そこに、アミエビやイカの塩辛、昆布、ショウガ、イカのいしる、お酢を加えてコクが出ます。
イカの塩辛は輪島産のイカを塩漬けにしたものを。
輪島産のイカのいしるを入れています。
なんでニンニクとニラを入れていないかって言うと、
「にんにくとニラ入れたら次の日臭いじゃないですか~」って、山本さん。
なるほどなるほど、ですよね、 けど、にんにくとニラを入れないと、物足りない仕上がりになるのではないですか?
「そこをカバーするのが塩糀なんですよ!」
塩糀でコクを出しているのだそうです。
女性に嬉しいキムチです。というか、男性のことはぜーんぜん考えていなくて、女性のために作ったそうです。
キムチの素なのでこれでキムチを作ってもいいですが、あつあつのごはんにそのままのせても美味しいし、焼き肉とかお肉にのせてもいいし、茹で野菜につけて食べるのもおススメです。
こんな感じで、瓶に入っている冷蔵商品です。
唐辛子の“出来”によって、レシピを変えています。
今年の唐辛子は、いい意味で出来がよく、辛かったのだそうです。
確かに、自然のものですから、天候など状況によって、毎年同じ辛さではないのですね。
なので今年は昨年よりも量を少なくしたそうです。
砂糖を多めに入れれば辛味は抑えられますがそれはしたくなかったそうで、唐辛子の量を減らすということにされたのだとか。
「辛いのは間違いないとおもいます!」と山本さん。
原材料
能登のお米の塩糀
国産の唐辛子
きび砂糖
あみえび
能登のいかの塩辛
国産昆布
国産りんご
しょうが
能登のイカのいしる
金沢のお酢屋さんの酢
はちみつ
ごま油
白ごま
大根キムチ
「能登辛糀」に薄切りにした大根を加えたのが、大根キムチ。
小さい画像だと気づかなかったけど、確かに大根がうす切り!
思わず「うす切りなんですか?!」と聞きなおしました。
角切りの歯ごたえあるカクテキはよく見るけれど、うす切りの大根キムチは初めてです。
「ごはんを巻いて、一口で」食べられるように。
海苔みたいな感じ!おもしろ~い! これはぜひとも食べてみたいです。
能登に行かないと無いのかな。
天然能登福ぶし
能登は、実はフグの漁獲量が日本一。
「あんまり知られていないけど実は」、って、5年くらい前にも聞いた記憶があります(^▽^)
正確には石川県は平成23〜27年、29年漁獲量日本一。いずれにしても日本屈指です。
能登が、フグがとれているのに有名じゃない。
長いこと、それを知っていただきたいと能登の皆様、頑張っています。
たくさんとれるからこそ、”ブシ”にできるんです。高価なフグを県外では身をたべますから。
ぜいたくにふんだんに。あるようでなかった商品です。
「ふぐの節は、他にないと思います。」と山本さん。
薄いと感じるか、素材の味を感じるか。
フグを、削っただけだから、フグの味がすごく出ています。
ただ、その味が割と薄いので、ジャンクな食べ物を好んでいる方には「薄い」と感じるのだとか。
自然食や無添加を普段から意識されている方が口にすると、その奥深い味を分かっていただけて、リピーターとなるのだそうです。
「賛否が分かれる」削り節です。
作り手さんの情報
れんげやの森
所在地: 〒929-1717 石川県鹿島郡中能登町良川庚61−2
営業時間:11:00~18:00(火・水定休)(2023年秋現在)
電話: 0767-74-0554
Instagram
https://www.instagram.com/caferengeya/
記事で使用しているお写真はれんげやさんから頂いています。