金沢駅に新幹線が来るようになって、新しく金沢のマスコット「ひゃくまんさん」が生まれたとき思いませんでしたか?
・・・なん・・・なんやあれ・・・
当時30歳くらいのわたし、失礼ながら全然この人形になじみがありませんでした。
金沢市民の同世代の方、いかがでしょう?
↑フリーイラストあります
「加賀市民に愛される郷土玩具」らしい
「「加賀八幡起上り」」、金沢市民に愛される郷土玩具
・・・ そうなん?
2013年(平成25年)、北陸新幹線の長野駅 – 金沢駅間開業を首都圏でPRするために製作された[2][3]。石川県の郷土玩具「加賀八幡起上り」をモチーフに[2][1][6]、加賀友禅柄や九谷五彩を活用したデザインで[7]、体と眉毛は金箔[7]、ひげは輪島塗[7]、背中には大きく「石川県」と書かれている
(Wikipediaより)
あと、名前の最後に 「人形」と付かないのがむずむずするのは私だけでしょうか。
せんとくんも ひゃくまんさんも可愛い
あ、でもきらいというわけではないんです。むしろ可愛いと思ってます。
当時賛否両論あったひゃくまんさん。
可愛くないといった意見に対して当時の知事が「奈良のせんとくん」を例に出していましたが
学生時代に妹と せんとくんの作者 籔内 佐斗司(やぶうち さとし)さんの作品を見に当時の「うるし蔵」まで行ったりしたくらい、もともと奇抜なものの方が好きなので、
あの達磨から長い脚が生えてるのとか、好みです。
脱線しました。
なかなか覚えられなくて、「ひゃくまんさん」から連想してか「ひゃくまんさん→はちまんさん→起き上がり八幡」って言っちゃいますが
どうやら正しくは「加賀八幡起き上がり」。 やっぱり最後に“人形”ってつかないのがむずむずします。
家の中を探してみたら、ありました。
んでやっぱり見たことな・・・・
いや、ありました。
小学校を卒業するときに、ちいさいの、もらってました!!
それが これ
背中に校章と、卒業年月日が描かれていました
てのひらに納まるサイズ!
ありましたわ。
今から思えば、裏見たら、中島めんやさんのではないですか!
中島めんやさんといえば、今ではこの起き上りの絵付け体験が人気です。
インスタにはみんなの愛らしい作品が並んでいます。
それに、私が好きな和菓子やさん「金沢うら田」さんにもこの人形をかたどった最中が有名です。
今は入っていないですが、昔はこの最中のひとつに本当に人形が入っていました。
それが、たぶんこれ
眉 太めです。
めっちゃ家にある笑
とはいえ、市民に愛される、ってどの世代や、と思ってました。
母の実家にもっとたくさんありました。
「加賀八幡起き上がり」は「はちまんさん」お披露目されてからが10年経ったいまだに すっ と言えないほどなじみはなかったなーと。
と、思ってたら、
結婚して母方の祖母の家に住むようになったら あらまぁ 普通にあってびっくり!
しかも、
対で!
しかも、
紅白で!!
母には、「ひゃくまんさん出来たときこの起き上がりこぼし見たことなくてなんやこれ、って思ったけどこの家に普通にあったわ笑」
って言ったら「なんでいね笑」と笑われました。
昔から家にある母には馴染みのものだったようです。
「おきあがりこぼし」って「こぶしだっけ、こぼし?」
余談ですが「おきあがりこぼし」って「こぶしだっけ、こぼし?」ってなりませんか?正解は「こぼし」です。「起き上がり小法師」。漢字で見ると覚えますね。
こぶしは グー です。
金沢と並んで会津若松の張り子細工が有名みたいです。他には、赤ちゃんの姿のカランコロンと鈴が鳴るやつとか、卵型のとか。
脱線しました。
表情や体型に個性
大きさもそうですが、お顔の表情や体型がそれぞれ違って 見れば見るほど愛らしいです。
大きいのから順に→→
【中島めんや】
いちばんでかい。片手で持つとあぶないサイズ。体の大きさに比例してか穏やかな菩薩のような心の広さを感じさせる表情。だるまに菩薩って変か?
3歳児と並べるとこんな大きさです。
横にサイン。
裏にシール。
【山田屋栄山本舗 栄山 作】
赤のでかいのと対と思いきや改めて表情を見ると全然べつもの。裏を見たらやっぱり別の作者でした。ギリ片手で持てるサイズ。一番何考えてるか分からないタイプのひとの表情。
我が家にある五体の中で一番個性的で味があります。 栄山さんという方の作品、他のお顔も見てみたくなりました。
【晃山 作】
紅白で対。表情も一緒。
こちら、裏のシールの作者のお名前が読めず、ちょっと調べました。
「山」は分かるけど「日の下の部分」なんやこれ・・・
旧字体とか、ハンコ、篆書(てんしょ)体 手書き 検索、とかで調べていくと、どうやら「日の下の部分」は「光」のようで、おそらく「晃」だろうと目星をつけ
「山晃」で調べていたら右から読んで【晃山】でヒット!しかも中島めんやさんのホームページによると加賀人形職人の第一人者っぽいっ
(前略)(中島めんやさんの四代目は、)加賀人形職人の第一人者だった晃山とともに近代的加賀人形の基礎を築いたといわれています。
(中島めんやさん ホームページ「お店の歴史」より抜粋)
これ貴重なやつなのでは!
【中島めんや】
小さい手のりサイズ。体験で作るのよりさらに小さいサイズ。
ちっちゃいの可愛い~~~
【森村幸二 作】 我が家にはありませんがこちらも必見
起き上り八幡をちょこっとしらべていると、「森村幸二」さん という方の作品も、お顔がとても愛らしくて、ぜひ見て頂きたいです。
「金沢市デジタル工芸展」 という金沢市の工芸品と「つくり手」、それを扱う「つなぎ手」を紹介しているサイトです。
並べて飾ってみました
せっかくなので、先日息子が庭の草木で作ったスワッグと一緒に玄関に飾りました。
あら いい感じ。
そしたら「うちにあるの持ってきていい?」と例の中島めんやさんでむかし体験で作ったという母の作品と、
「これも飾ってあげて」と普段から祖母の部屋に飾ってあった紫の張り子の達磨も加わって、
むらさきのだるまのボス感 笑
このこは張り子なので別の地域の工芸品だと思います。
もっと飾ってみました
正月に飾ったとき(上の写真)は母の実家のものだけでしたが、片付けるときに私の姉妹の小学校卒業のを合わせてみたら・・・
・・・多ないか。
中島めんやさんの手作り体験
母のは、今では観光客の方からSNSで大人気の中島めんやさんでずっと前に作ったというモノらしいですが、温かみがあっていい感じです。
せっかくなので正月らしく福梅の食べ比べ(見た目比べ)記事のために福梅と一緒に撮ってみました。正月に欠かせない縁起菓子「福梅」の見た目比べは→こちら
まとめ
そう考えると、「ひゃくまんさん」が生まれて、中島めんやさんが観光で色付け体験とかされているので今の若者たちには馴染みのものですよね。
私のように昭和58年生まれ付近の人間だけが馴染みないんでは・・・
ま、家にあったかないかですわね。
みなさんはいかがですか?
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
あけましておめでとうございます!今年も皆様にとって良い年になりますようにお祈り申し上げます!
文中に出てきたリンク先
◆金沢うら田 加賀八幡起き上もなか
◆Instagram #中島めんや
◆中島めんやさん公式ホームページ 絵付け体験のページ
◆金沢市デジタル工芸展
◆ひゃくまんさんには公式ホームページありますが事前に連絡が必要だそうなので今回はやめときます。
今回初めて公式ホームページ見てみたのですが、いつ、どこでひゃくまんさんに会えるかなどの「おでまし歴」やグッズ、写真館などいろいろ楽しいページでした。
◆籔内 佐斗司さんの作品が見られる「月うさぎの里」
所在地: 〒922-0857 石川県加賀市永井町43−41
月うさぎの里のホームページには薮内さんのやの字もなかったけど、撤退(撤去?)されたのかな・・? 敷地内のいたるところに作品があったり、美術館もあったのですが・・・今はどうかわかりません。
今年はうさぎどしなのでこちらの月うさぎの里は人気のようです。
こんなのもありました。
福光屋さんのてぬぐい。
箕田啓子(みのたけいこ)
この記事を書いているのは 1983年生まれ 40歳のみのたけいこです。 生まれも育ちも大学も仕事も金沢、実家暮らしからの結婚後は祖母の家に夫と入ったので、一人暮らしは憧れです。
石川県が大好き! 歴史ある街並み、伝統工芸が盛んな金沢、風が気持ちよく荒れる海もまた良い能登、白山がきれいで温泉街や自然が楽しい加賀、良いところがいっぱいです。
趣味は写真とイラストを描くこと。学生時代は一年に1冊のアルバムがあるほど友人たちの写真を撮るのが好きでした。一眼のカメラは仕事のために覚えたけれど、庭の花や子供たちを撮るのが楽しいです。
夫の仕事でiPadを購入したのをきっかけに、最近イラストを描くのも楽しくなって日々のいろいろを投稿しています。
子供は7歳と3歳の息子、画家で絵画教室をオンラインで頑張る夫との4人家族、要介護5の91歳の血のつながった祖母の介護をしています。仕事、子育て、介護、夫の仕事の手伝いとやることいっぱいなのに時間を作るのがあまり上手じゃないのでもともとのうっかりずぼらな性格も合わさって毎日ばたばた!
車の中で飲もうと珈琲をカップに入れて鍵を開けるときに車の屋根に置いてそのまま発進、家の前の道路にコーヒーをぶちまけた回数は軽く10回は超えます。部屋の片づけと洗濯片づけるのが苦手です。
前の会社にいたときに、こだわりの残留肥料が残らない野菜を扱っていたのにほとんどのお客様に知られていなくて、問屋さんと一緒に勉強会を開催したところ「もっと早く知りたかった」という声をたくさんいただきました。こだわったものを作るのは大変な時間や手間がかかるし、それを作った人はアピールする時間や場所が少ないと思いました。こだわりや思いを持ってモノづくりをする作り手と、知って自分で美味しさを体感して喜ぶお客様をつなぐことができたことがとても嬉しくて、おしつけるのではなく、知りたい方に伝えたいだけ伝えることができるネットスーパーという道を選び、COCO彩果を作りました。
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