柴舟小出さんの 「山野草」と、金沢の画家 桜の園さん

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優しい美味しさがそろう、柴舟小出の山野草のご紹介

野山の風景を切り取ったような和菓子です

柴舟小出さんのお菓子は

やさしくて 静かに時間を過ごしたくなるものが多いです。

特に春を待つ冬から、春にかけていただきたいのが 山野草です。

野山の風景を切り取ったような。

 

種類は「山」「野」「草」の3種

緑と茶の「山」は 夏の濃い しげった葉と山の岩肌かな

黄色と緑の「野」は、草の上の菜の花かなぁ

小豆が入った「草」は、寒い土の中かしら と

季節を感じながら頂きます。

こんなかんじ? 岩肌というより地層みたいになっちゃった・・

 

芝舟小出さんのお菓子、「新菓苑」や「栗法師」も大好きです。

◆柴舟小出 山野草

エラー|柴舟小出
石川県金沢市の老舗和菓子店「柴舟小出」です。大正六年創業。金沢名物・柴舟を中心に多くの和菓子を創作し、金沢の味として広く親しまれております。

「草」は他の二つよりももっちりとしています。

丸いもがはいっているかるかん風だそうで、どおりで。

 

ほろほろと崩れる ふんわりしっとり食感

 

ほろほろっとくずれるので、個人的には くろもじやフォークを使うより手でパクっと食べた方が 食べやすいです。

おぎょうぎわるいかなぁ

 

上が蒸しカステラで、下が抹茶のそぼろ餡ということで

洋風っぽく見えるけど

下の層の抹茶そぼろが 和っ て感じです。

コーヒーに合うと思います。

 

 

パッケージには、金沢の画家 さくらのその さん

 

ところで、柴舟小出さんが箱の掛け紙や、パッケージに使われている 絵、

こちら、

描かれているのが金沢の画家

さくらのその さんという方、というのを祖母から聞いたことがあります。

 

我が家の祖父母が七尾から出てきて片町に店を出した、その場所が桜の園さんが住んでおられたそうで、

勝手ながら親しみをもっています。

 

左下の文字が、桜 の 、と読めるような感じですが、

祖母の話もそこまで信ぴょう性がないので本当かどうかは・・・わかりません

 

「櫻の園」は雅号のようです

桜の園、って素敵なお名前、雅号だろうなと思ったらやはり 本名は黒田(山本)尚文さん。

小出さんで使われている絵しか知らなかったので水彩か日本画の画家さんかと思っていたら 日展には洋画で入選されていて

俳人としても知られているようでした。

 

 

勝手に親しみを持っていますが、本当にその方の絵なのかはわかりませんが、

柴舟小出さんには、地元の画家さんの絵をずっと使い続けていて頂きたいです。

 

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黒田櫻の園クロダサクラノソノ

1903年 7月20日生 明治36~平成10:金沢市に生まれる。旧姓山本、本名尚文。洋画を高光一也、俳句を水原秋桜子に学ぶ。昭和10・12年金城画壇展に洋画で金城画壇賞受賞。23年日展に洋画で初入選。また個展も多く開催。洋画のほか、水墨を基調とした日本画や、ガラス絵、さらに俳句なども手がけ、洒脱で味わいのある作風を展開している。

石川県立美術館 作家一覧より